普通の男が風俗店で働いてホームレスになった挙句 ホワイト企業に転職したお話

ネオホームレス

ドン引きされる方も多数おられるだろうが、私ノビタは風俗業界で働いていたことがあります。

今でこそ残業もない都心のホワイトな企業でマイペースに働いていますが、一般的に胸を張って言えないような業界で働いていた時代があったのです。
※現在は個人で働いています。

風俗業界で働くまでは自分で起業したり、大手ITベンチャーなどで仕事をしてきた私ですが、どうして突然の風俗業界デビューを果たすことになったのでしょうか。

また私は風俗業界にいる間、路上生活者ではないホームレス(ネオホームレスと勝手に命名)もしていました。

1番の理由はとにかく激務であったことが挙げられます。家に帰っていたら睡眠時間が確保できなかったのです。

そんなまだ遠い過去ではない私の黒歴史を少々振り返ってみようと思います。

なぜ風俗業界で働くことになったのか

当時の私はお金を欲していました。
自分で作った会社が廃業になった時の負債がまだ残っていたからです。

この時点で私の属性はとても酷いものでした。

高卒・無職・借金ありで、はたから見るといつ人生が焦げ付いて首が回らなくなってもおかしくない状態でした。

その辺の私の酷い経歴はコチラに詳しく書いてあります。

だいぶ酷い私の経歴とこれからの展望

そんな時たまたま、(何の媒体だったか忘れたが)WEB担当者を募集する求人情報を見つけました。

実際に面接に行くと、「実はこういう夜の業界(風俗)を展開していて…」と話をしだしたので私は混乱しました。

面接もオフィスなどではなく歌舞伎町内のルノアールでしたし、「これはしくった」と思いました。

また大学生のときに、全く同じルノアールでしつこい詐欺師に出会ってひたすらに詐欺攻撃を受けた嫌な思い出もあるので、それも相まって気分は沈んでいました。

そうこう昔を思い出しているうちに「実はこっち(風俗)がメインなんだよね」と開き直られてしまい、さらに相手の面接担当者がグループの代表者であることをカミングアウトされます。

その代表は数々の愚痴…もとい業務上の課題を私に相談してきたのです。

殆ど集客面での問題でしたが、組織内でのトラブルや、人事マネジメントの話、業界柄社員の定着率が悪いことなど、内容は殆どが普通の会社が抱えているような問題と似ているように感じました。

色々話はしましたが中でもWEB回りのこと、特に集客の部分で自分ができること・やれることを話すととても気に入ってもらえたのです。

割とどこのコンサルタントでも言っているような、ごく当たり前の超基本的な提案を喋っただけのつもりだったが刺さりまくっていたように思えました。

そのまま2時間ほど具体的な話をして、純粋に “WEB集客面でのみ働く” ということを条件に働くことになったのです。

即勤務へ!激務の日々と数々…だが給料は良かった

面接が終わって2時間後、私はもう風俗店に居ましたw

風俗のタイプはいわゆるデリヘル(デリバリーヘルス)という業態。

面接が終わってそのまま代表のベントレーという高級車で東京から車で2時間弱の店まで連れてこられたのでです。

ベントレーの乗り心地は正直よくわからなかった。恐らく今後乗ることは無いでしょうw

しかしなんていうトントン拍子でしょうか。

実務に着手するまでが恐ろしく早い…ITベンチャーのフットワークもびっくりするレベルです。

まだ心の準備ができていなかったっていうのに。。

ちなみに職場の人達は “人が良い” 人間が多かった。”良い人” というわけではありません。

普通にしてる分には会話も対応もちょっとゆるいくらいで問題ない人たちですが、何か問題やトラブルが起きた時に器の底が知れることが多かったです。

大人げないくらい残念な対応になる人たちが多かったように思えます。

そんな店舗で働いているスタッフは18歳の高校を出たばかりの子から、50越えのオッチャン内勤スタッフまでと幅は広かったです。

それと、どんなスタッフでも社員以外(店舗責任者と私以外)は給料が決まっていました。

風俗嬢以外は全員時給1,000円です。
勤務時間は12時間拘束・休憩なしで、毎日12,000円をもらっていたようです

ちなみに休みは全員、月に4回のみ許可されていました。

ただ私は店舗のオーナー経由で採用されたこともあり、その店ではかなり特殊な扱いを受けていました。

休みは皆と同じで月4日だったが給与は異なり、日給ではなく月給でもらっており、手取りで45万円ほどでした。

さらに社会保険証も発行されていたので、その店舗の責任者から給与と社会保険証のことは周りのスタッフには言わないようにと口止めをされていたのでした。

しかし優遇されているように思えるが仕事内容は見合ってなかったように思えます。

拘束時間は1日13~16時間ほどでしたし、勿論決まった休憩はありませんでした。

26日働いて時給換算をすると時給1,000円を超えるくらいなので、いま思うと馬鹿げていますね。

激務①:1日で200km以上も車を走らせることがあった

この世界では内勤スタッフやドライバーの無断欠勤や、突然の退職(いわゆるバックレ)は日常茶飯事でした。

ドライバーが急にたりなくなったときは風俗嬢を送迎するためになんとかしなくてはなりません。

免許を持っていたならば「私は内勤なので運転はちょっと…」というような逃げは許されませんでした。

私も例外ではなく本来の約束した約束とは違いましたが、お店の信頼問題や運営に関わるため1日中ドライバーとして送迎をすることもありました。

気がつけば12時間で200km以上走る日もあったくらいです。

激務②:ひたすらローションをボトルに詰めるお仕事もした

これも本来、通常の内勤スタッフのお仕事です。

内勤スタッフやドライバーの無断欠勤や突然の退職は上述の通りよくありました。

内勤は風俗穣が出勤してくる前までに、人数分のお仕事道具を用意しなければなりません。

その中でもマストアイテムの1つであるローションをはちみつボトル満タンする、という重要タスクがあります。

開店前の飲食店で醤油差しに醤油を注ぎ足すのとほぼ同じくらい重要なお仕事です。

ちなみに業務用のローションはウォーターサーバーの水のタンクのようにひと固まりになっており、粘度が非常に高いためはちみつボトルへ注ぐのがとても大変でした。

激務③:ひたすら大人のオモチャを綺麗に磨くお仕事も…

こちらも本来は通常の内勤スタッフのお仕事です。

なんで私がこのような仕事までやっていたかというと、内勤スタッフやドライバーの突然な無断欠勤が(以下略

これは非常に嫌な仕事の1つでした。
前日に使用されたソレを綺麗にするために、アルコールが染み込んでいるウェットティッシュでひたすら拭き拭きするのです。

若干の潔癖がある私にはゴム手袋をしないと無理でした。

滅多になかったがこの仕事を任されるときは全員分のソレを磨き上げるので結構な心労になりました。

家に帰れずボロアパートを捨てネオホームレスへ

そんなような仕事を毎日していました。

16時に出勤をして平均して翌朝の8時前に退勤するのです。

ドアtoドアで片道2時間掛かるため、帰宅してお風呂に入って布団に入るのと大体午前11時。

即眠っても14時には家を出なくてはならないため毎日2時間半程度しか眠れませんでした。

そんな状態で1日で200km以上送迎で運転をしたり、WEB集客のPDCAを1人で行ってたり、ローションを詰めたり、大人のエンジョイグッズを磨き上げたり…などなど、正直やってられないのです。

そこで私は1日分の着替え一式と髭剃りだけ持ち、ボロアパートを捨ててお店の近場を泊まり歩く生活に切り替えました。

路上生活をしないホームレス、ネオホームレスの誕生です。

お勧めのネオホームレス スポット

色んな所を泊まり歩いたのでそれぞれ感想を挙げてみようと思います。

結論から言うとスパがおすすめです。私自身もスパに寝泊まりをすることが多かったです。

次点で生活家電の整ったネカフェですね。正式な宿泊施設はどれもコストが高く、チェックイン・チェックアウトなどの時間的な縛りもあってあまりオススメできません。

スパ:仮眠室があるか注意せよ

コスパがとても良いのが街のスパでした。いわゆるスーパー銭湯といったとこでしょうか。

これは勤務先のスグ近くにたまたまあったので助かりました。
24時間1,200円で過ごせるスパだ。しかも凄く綺麗でした。

そして大抵のスパには仮眠室という、フラットなマットレスのみが敷いてある暗室があるんです。

そこでタオルケットを借りて雑魚寝をするだけなのですが、疲れている体でひとっ風呂浴びると一瞬で眠れてしまうから不思議ですね。

またフードコートが大抵の場合あり、風呂あがりのささやかな一杯を楽しんだり、マッサージを楽しんだりすることも出来ます。

疲れた体をとにかく癒やすために最も多く利用したタイプの施設です。

ただコインランドリーなどはない場合が多く、洗濯をしにくいことのみが難点でした。

殆どの場合、スパの近くにあるコインランドリーを使っていました。

※仮眠室のないスパには気をつけましょう。

ラブホテル:便利だが1人でのコスパは悪い

意外かも知れませんが、1人での入店は断られるケースが結構ります。
これはデリヘルドライバーをやらされたり、ホームレスになってから分かったことです。

「後から女性が来ます」などというと大体入れるが、いつまでも一人の状態だと受付に怪しまれたりもするのです。

宿泊だけが目的の施設ではなく、密室なので危険物を持ち込んだりして悪さをする人間もいるからでしょうか。

ただアメニティグッズは揃っているので宿泊目的ではありがたく、洗濯も風呂場で手洗いでできるし部屋で十分に乾燥もできます。

なによりエアコンもドライヤーも使い放題だ。しかし、やはり独り身にはコスパが良くありません。

その為、遠方の系列風俗店にヘルプに行くときくらいしか使いませんでした。

カプセルホテル:良質なネカフェと比べコスパ悪い

風呂・洗濯・フラットな床・寝具が約束されていますが、意外とボロいところが多く、それでいて3,000円近くとられるケースが多いです。

3,000円もアレば良質なネカフェに泊まるほうが良い気がします。

ビジネスホテル:最上級のネオホームレス邸、しかし高い!

たまのご褒美に使うくらいでした。ホテルのグレードにもよるが東横インなどのありきたりなビジネスホテルでも5,000円程度は簡単に飛んでしまいます。

またチェックイン・チェックアウトの時間なども決まっている場合が多く、朝チェックインして夕方チェックアウトなどの融通が効くホテルは殆どありませんでした。

ネカフェ:鍵付き・シャワー付・洗濯機付の神店を探せ!

最近のネカフェはとても進化しています。

特に歌舞伎町にあるカスタマカフェというネカフェはスゴイです。

全室で鍵付き個室でホテルのようである

数年前に出来たネカフェだが、完全な個室・完全な鍵・綺麗なシャワー室・洗濯機乾燥機完備とまさに宿泊に完璧に対応したネカフェも存在します。

それでいて値段も2,000円を超えません。中々こういう条件を満たすネカフェは無いと思いますが、少なくとも歌舞伎町のカスタマカフェは終電逃した後などは絶対に利用したいところです。

ついにエリアNo.1の店へ昇華させる

ここからは余談です。

これらの頑張りもあり、任されていた風俗店は関東某所の片田舎でエリアNo.1の店となりました。
※某夜系のポータルサイトで総合ランキング1位を継続して獲得するようにもなりました。

お店の売上も増え、新しい女の子もドンドン入ってくるようになり、現金手渡しの世界だったので毎日すごい大金を管理していました。

※この頃は金庫管理や売上の記帳なども任されていました。

『新しい店の責任者になってよ』とお願いされる

No.1になって暫くたった頃、新しい店舗を出すとグループの代表がつぶやいていました。

嫌な予感がしたのもつかの間、そこのスタートアップメンバー兼店舗責任者として見てほしいとお願いをされたのです。

給料もまた店を成長させれば月に恐らく手取りで100万を超えるようになります。
(この時働いていた店舗責任者がソレくらい貰っていました。)

『だが断る』

正直お金だけで見れば魅力的な話でしが、自分の中では「借金を清算し終わるまで」と決めて働いていた気持ちは変わりませんでした。

なによりこの世界では約束事が当たり前のように覆ったり、無かったことになったりするのです。

そんな世界に嫌気が指していたこともありました。

人は裏切るのが当たり前、その場凌ぎの嘘をついたりミスを隠すのが当たり前、仕事付き合いでも決まり事をすっぽかすことが割とよくあるこの世界、さらに給料振込みの日が適当でズレまくる上に与えられた職務以外のことを強制される、、などなど。

挙げたらきりがありません。笑

入社した時、グループの代表だけ見ればそんなことも無いように見えましたが、少なくとも現場の人間の多くはひどいものでした。上記のように適当な人たちばかりでした。

代表が知ったら大目玉間違い無しなのですが代表は普段は他の事業で忙しく、私が業界にいる半年間以上の間で現場に来たのは2回だけで、それも30分ほどくらいだったのでスタッフみんなが取り繕っていて気付けなかったのもあります。

本当に不満が多かったです。内勤スタッフは喧嘩も多く、自分の正当性を主張する人間がとても多かったです。

それでいて「この店は他の店よりちゃんとしているて良い店だ。」と、みんなが口をそろえて言うのです。

他の店舗を経験してきた内勤スタッフやドライバーたちが声を揃えてそう言うのです。

私は「他の店舗はどれだけ世紀末なんだよ…」と言いたくなりましたが最後まで言いませんでした。笑

挙げればきりがありませんが私は足早に転職活動を再開し、この経験談を含めた今までを正直に面接で話して現職に転職したのでした。

まとめ:やむを得ず風俗業界で働く際は強い意志を持とう

この業界にはちょっとしたITコンサルタントとして入門したはずでした。

WEB集客のお手伝いがメイン業務で、いわゆる風俗的な要素のある仕事は無い予定でしたがそこはやはり夜の業界です。
社員やスタッフなどの無断欠勤・大遅刻は当たり前の世界で色々な仕事をやらずには居られない状況になりました。

受付電話対応をさせられたり、風俗嬢たちの送迎をやらされたり、上の方でも書きましたがローションをひたすらはちみつボトルに入れる作業をしたり、使用済みの大人のおもちゃをひたすらキレイにお掃除したり、姫絡みでちょっと18禁過ぎてチョットここでは書けなかった仕事をすることもありました。

特に私は若干ですが、潔癖な部分があるので中々大変な心労を重ねていました。笑

ただこの業界はそれなりに稼げます。
昼職に就いていた経験があって、さらにある程度のスキルがあれば凄く稼げます。

特にIT回りのスキルを持っている人はすごくお金をもらえることでしょう。

日中の世界では並な能力でも、夜の超アナログな世界だと『神様現る!』くらいに有難がられたりします。

給料も結構簡単に上がっていきます。私も手取り45万からスタートはしたものの、最終的には結構もらっていました。

その為「一定期間だけ割りきって稼ぐ!」という強い意志で業界に身を置くのは良いかもしれませんが、個人的には一時的に身をおくだけにして欲しいところです。

というかなるべくなら身を置いて欲しくないものです。

この業界はとにかく激務で何もできなくなりました。
内勤のような末端部分で働いていると、忙しくて思考も停止します。

勉強する暇などは無いでしょう。身につくのはその業界の知見だけで、その業界でしか使えないものです。

今まで培ってきたITスキルなどはただ消耗するだけになります。
5年10年経ったらきっと自身のITスキル保有者としての価値は無くなっていることでしょう。

私のように追い詰められた状況にならない限りは選んでほしくない人生です。

追い詰められた私ですら一時的に、、という自身の誓約を立ていたくらいですから…

風俗業界でネオホームレスは最初は新鮮で楽しかったですが、できればもう二度としたくないと思います。。

とりあえず私が、

風俗のサービスや “実習” も受けること無くキレイな体で業界を去ることができた。

ということだけはここで声を大にしてお伝えしたいところですw

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。