[say name=”ノビタ” img=”//nobitakun.com/wp-content/uploads/2018/05/pop_wara.png”]こんにちは、映画大好きノビタ(@nobita0926)です。[/say]
世間ではまだまだ浸透していない4D映画ですが、みなさんはもう経験されましたか?
また、4D映画には2種類あり、その品質が大きく違うことをご存知でしょうか?
4D映画とは映像に合わせてシートの動き・揺れ・水しぶき・風・匂いなどが出て来る要素を付け加え、五感で体験する映画を目的とした新しい上映スタイルです。
映画の中へあたかも入ったかのように感じることができる3D映画の1種です。(4Dでも映像が2Dのタイプもあります。)
例えるならユニバーサルスタジオのシアターアトラクションや、ディズニーランドの『スターツアーズ』みたいなものですね。
ちなみに日本にはユナイテッド・シネマ系列の『4DX』とTOHOシネマズ系列の『MX4D』の2種類の4D映画が存在します。
私は先日、記事でも書いたようにスターウォーズシリーズの最新作『ローグ・ワン』を『4DX』で観たのですが、昨日2度目の鑑賞を新宿のTOHOシネマズにて『MX4D』で済ませてきました。
結果として、この2種類の4D映画には大きな差があることをハッキリ知ることになり、現時点では『MX4D』より『4DX』のほうが圧倒的に高品質であることが分かりました!
まるで4DXサイドのネガキャンの様になってしまいそうですが、実際の体感レベル(陶酔感や臨場感)がまるで違いました。
本日は実際に2つの4D映画を体験してきた私がその(飽くまで個人的な)感想をお伝えしたいと思います。
もくじ
そもそも『4D映画』って何なの?
4D映画と言うのは、3D映像の映画に合わせてシートの動く効果や、風が吹いたり、水が出てきたり、ストロボがたかれたり、ちょっとした匂いも出たりする効果のある、体感型の映画です。
スターウォーズで言えば、戦闘機に乗ってる際の激しい打ち合いや、戦闘シーンなどでフルにこういった機能が使われます。
激しいアクションなどがある映画にこそ、この4Dという映画の楽しみ方が活きると思います。
4D映画を見れる劇場は全国にまだまだ少ないですが、前回の記事で4D映画を楽しめる映画館一覧をまとめましたのでそちらをご覧ください。
冒頭でお伝えしましたが、可能ならば絶対に『4DX』で観たほうが陶酔感や臨場感が大きいので楽しめます。
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2つの4D映画で効果の違いは?
ここはよく読んでほしいです。
まず機能の多さでは『MX4D』のほうが僅かに多いです。
具体的には、シートを下から突き上げる衝撃・首元への衝撃・背中へ衝撃、この3つがMX4Dにあって4DXには無いものです。
ここで皆さん誤解をされて、
[say name=”世間” img=”//nobitakun.com/wp-content/uploads/2016/12/r2d2.png”]MX4Dのほうが多機能だから良さそう![/say]
と思われるのですが、それは大きな間違いです。
数多くのブログで「MX4Dのほうが良い!」「MX4Dのほうが凄い!」などと書かれていますが、それらは体感していないで書いた空想の感想記事であると私は思います。
私はこのMX4Dにしかない3要素を体感してきましたが、ただ「ドン」と軽く衝撃が来る程度の簡素なものでした。
スターウォーズで言うと、ストームトルーパーがやられるたびにお尻や腰がドンとされる程度の、なんともしょぼいものでした…。
正直な感想で言うとこの機能別に要らなかったですw
そうなると、『4DX』と『MX4D』は共通の機能面での評価になるのですが、この部分でハッキリ4DXの方が良いという確信が持てるはずなので次の項で説明をしたいと思います。
『4DX』のほうが『MX4D』よりオススメできる3つのポイント
その1:自然な風が豊富
文字にすると想像がつきにくいかと思いますが、臨場感を味わう上でとても重要な要素です。
例えばスターウォーズ『ローグワン』では戦闘機目線で空を飛ぶシーンや、風が吹く草原で敵とにらみ合いをするシーンなどがあります。
こんなシーンです。
ユナイテッド・シネマの『4DX』であれば、こういうシーンで頻繁に自然な風が吹きます。
人間の脳というのは単純なのでしょうか。風が吹くことで嗅覚も刺激されて、まるで本当に草原に自分がいるかのような気持ちになりました。
また航空機等に乗っている間も風が頻繁に吹きますし、風の強弱もあって臨場感が抜群でした。
ちなみにTOHOシネマズの『MX4D』はこのシーンでは無風でした。
他にもいたるところで無風です。
その2:自然な水の効果
これもとても気になった大きな違いです。
『MX4D』の方では水の効果は、前面からプシュッと水しぶきが出るだけでした。
一方で『4DX』はシーンに合わせて使い分けられています。
前面から水しぶきがでることはもちろん、雨のシーンなどでは頭上からもパラパラと水が降ってきます。
もちろん、ずぶ濡れになるようなことはなくて飽くまで味付け程度なのですが、これが本当に雨の湿っぽさを体感できて陶酔感も臨場感も抜群です。
映像と同じような雨量だったり風だったりする必要はないのですが、こういう細かい丁寧な効果演出をするだけでグッと臨場感が増すんですね。
その3:自然な霧(スモーク)の効果
ローグワンでは戦闘シーンや、焼け野原のシーンなどで煙がかったシーンで、霧がかった映像が稀に登場します。
ここでも大きな違いがあります。これは純粋にスモークが焚かれる量の違いです。
TOHOシネマズの『MX4D』の場合はこんな感じでした。
煙たいシーンで、「シュー」と音がしたかと思ったらスクリーン中央下に小さなスモークの塊がある程度で、ナンジャコリャ感がすごかったですw
一方でユナイテッド・シネマの『4DX』の場合ですが、
こんな感じです。
広範囲からスモークが焚かれ、スクリーンの下側がスモークに覆われます。
字幕が見えなくなることはありませんでしたが、ここでも臨場感が抜群でした。
『MX4D』がオススメできない3つのポイント
ここまで『4DX』が優れている点を挙げてきましたが、『MX4D』はなぜオススメできないのでしょうか。
私は4D映画を名乗っているのであれば『MX4D』には改善点が多いと思いました。
そんな『MX4D』が楽しめなかった理由を一言で言うとしたら、4D効果が雑でチープの一言に尽きると思います。
特に気になった点は下記に挙げる3つです。
敵が死ねばシートが「ドンッ」
ストームトルーパーのようなジャンジャンとヒーローキャラにやられる敵が死ぬごとにお尻や腰がドンッ!と叩かれます。
ただでさえ風や水などの効果が少ない『MX4D』だからこそ、この部分ばかりが際立って気になりました。
とりあえず光らせる白ストロボ「ピカッ」
赤い色のブラスターや緑色の光線などが出るたびに、何故か白色のストロボがピカピカします。
対応した色で光ってくれないなら要らないと思いました。
(機能表見るとと5色対応って書いてあるんですけどね…)
風も水もないので「光」と「衝撃」しか印象に残らない
臨場感や陶酔感を味わう上で風や工夫された水の効果は極めて重要であることが分かりました。
お陰でMX4Dは普通の3D映画に大量の尻ドンが付いてくるくらいの思い出になってしまいました。
まとめ:現時点で4D映画を観るなら『4DX』一択
4D映画を観ようと思う1番の動機は、臨場感や陶酔感を味わいたいという好奇心が根底にあると思います。
せっかく高いお金を払って4Dの映画を観るならば、より臨場感のある環境で絶対に見て欲しいです。
MX4Dも4DXも価格はほぼ同価格ですし、更に言うと4DXに付いてくる3Dメガネの方がしっかりしています。
昨日『MX4D』を経験した私ですが、世間では『MX4D』の映画で4Dを初体験して「4D微妙だったわ〜」とか言われちゃってる実情があるのではないかと心配になってしまいました。
MX4Dが微妙だった方は是非ともユナイテッド・シネマの『4DX』でもう一度4Dを味わってみて欲しいです。
ちなみに私が行ったのは『ユナイテッド・シネマ としまえん』ですが、東京だと豊洲にもユナイテッド・シネマがあります。
『4DX』は座席数も少ないですし休日は予約でスグ埋まってしまうので、ネットで予め予約をしていくことをオススメします。
[box class=”box2″]『4DX』を楽しめる全国の劇場一覧は前回の記事でまとめましたのでそちらをご覧ください。
→『4DX』が楽しめる全国の映画館一覧[/box]