ページのダウンロード時間が1秒を超えるのは遅すぎ!
クロール制限を掛けるよ?
タイトルの煽りはSEOの最前線といえばこの人、スズケンさんの記事からの引用です。
『ページのダウンロード時間が1000ミリ秒を超えると、Googlebotがクロールに制限をかける可能性あり』
Googlebot がページをクロールするときにかかるダウンロード時間が 1,000 ミリ秒を超えると、クロールに支障をきたすかもしれません。
一応の目安として、100 〜 500 ミリ秒以内を考慮しておくとよさそうです。
引用元:https://www.suzukikenichi.com/blog/googlebot-may-limit-crawling-if-time-spent-downloading-a-page-is-over-1000ms/
上記の記事を要約すると、“1秒(1000ミリ秒)以内にサーバーからHTMLが読み込まれなければGoogleのクローラーは 『遅いサイトだ』 と判断し、クロールしにくくなる場合がある” という内容です。
ノビタ
クロールしにくいと言うことは、サイト全体の評価スパンが落ちると言うことです。
これはできれば避けたい部分ですよね。
「コンテンツも多いしSEO対策もしっかりしているのになんで順位がつかないんだろう?」
なんて思っているアナタ、もしかしたらGoogleから重いサイトと思われているかもしれません。
マイナス要素は1つずつ潰していきましょう☺
この記事でページダウンロード時間の確認方法や改善策をお伝えするので是非、改善に向けて取り組んでみてください。
もくじ
ページのダウロード時間はSearch Consoleからカンタンに確認できる
ページのダウロード時間を確認する方法はとても簡単です。
旧サーチコンソールを開いたら左のメニューから、
クロール → クロールの統計情報の順にクリックするだけです。
クロールの統計情報の一番下の緑のグラフで確認できます[/caption]
ページのダウロード時間の理想は『平均100〜500ミリ秒以内』
Googleの中の人、John Mueller(ジョン・ミューラー)この様に言っています。
実際ページのダウロード時間が100から500ミリ秒ほどならば Googlebotはクロールしやすい。
1秒(1000ミリ秒)を超えるとサーバーが本当に遅いという判断をしてGooglebotはクロールに制限をかけるかもしれない。
上記の通りGooglebot(クローラー)が “遅くないサイト” と判断する基準はおおよそ500ミリ秒(0.5秒)以内ということが語られています。
無用な心配を無くすためにも、この500ミリ秒を切る数値はキープしておきたいですね。
ノビタ
ちなみにこのブログは平均434ミリ秒という結果でした。
無事にGoogleが理想とする指標に入っていました😃
そもそも “ページのダウンロード時間” は何を測定されてるのか?
ノビタ
理想値はわかったけど、低い場合はどうするの?
そもそもページのダウロード時間ってなんなの?
こう思われる方も多いはずです。
ページの表示速度はイメージが付きやすいですし、スピードアップデートで話題にもなっていたので分かりやすいと思います。
ですが、 “ページのダウロード時間” っていまいち分かりづらいですよね。
Googleの言う “ページのダウロード時間” というのは、GoogleのクローラーがWEBサイトに訪れてHTMLを覗くまでに掛かるダウンロード時間のことです。
これにはHTMLやCSS・画像やJAVAなどのレンダリングや読み込みは含まれません。
飽くまでインデックスするために必要なHTMLのテキスト情報の読み込みのみを指します。
よって、WEBサイトの表示速度とは異なる部分なのです。
そのため、ページのダウロード時間はサーバーのスペックに強く左右されます。
ノビタ
参考までに私が利用中の各種レンタルサーバーでの数値を見てみましょう!
手持ちレンタルサーバー各社のページのダウロード時間を確認してみた
『ロリポップ』のページのダウロード時間
ロリポップはスタンダードプランで2サイト保有しています。
結果は、平均値1,162ミリ秒かかっていました。
約1.2秒です。
ノビタ
Googleの理想値は500ミリ秒以下なので大きくオーバーしています…
また最高値は4,706ミリ秒と5秒弱もかかっています。
こちらはほぼテキストしか無いロリポップで運営しているサイトです。
内容的にはかなり軽いサイトのはずなのに平均値がギリギリ1000ミリ秒を切る程度でした。
ノビタ
ロリポップは残念ながら理想数値から大きく離れました。
『mixhost』のページのダウロード時間
続いてミックスホストです。
こちらもプランはスタンダードプランです。
LiteSpeedサーバーをいち早く採用するなどして高速サーバーとして人気ですが、ページのダウロード時間に関してはそこまでのようです。
ただロリポップと比較すると最高値と平均値の開きが少ないことから、ロリポップより通信は安定しているのかもしれません。
『ConoHa WING』のページのダウロード時間
ConoHa WINGのベーシックプランです。(ConoHa WINGは各プランで速度に違いなし)
先月の9月26日にサービス開始したばかりなのでまだデータと言えるデータが取れていませんがこんな感じです\(^o^)/
ノビタ
ちなみにこれはペラサイトで縦にめちゃめちゃ長いタイプのサイトです。
平均と言えるほどデータは集まっていませんが、平均値を見る限りはGoogle理想値に収まっていました。
ConoHa WINGについては先日記事にしたので読んでみてください。
国内最速は嘘ではなく、とても使いやすいレンタルサーバーです。
『ConoHa VPS + KUSANAGI』のページのダウロード時間
ConoHa VPSのページのダウロード時間(当ブログの数値)[/caption]
最後にConoHaのVPSにKUSANAGIを導入した当ブログの数値です。
平均値も434ミリ秒、最高値でも1000ミリ秒未満でGooogleの理想値を満たしています。
通常のレンタルサーバーとは違い、VPSだけあってパフォーマンスが良好です。
ノビタ
このブログはクローラーがクロールしやすい時間を満たしていると考えて良さそうです😃
もしサーバー周りの知識があるならば、VPSを使うといいかもしれません。
一度WordPress等をインストールしてしまえば、使用感はほとんど変わりません。
ちなみにVPSはConoHaのVPS以外にもさくらインターネットなどでも提供されているので、是非検討してみてくださいね。
また、ConoHaやさくらではKUSANAGIが無料で提供されているので、どうせならKUSANAGIを使うことをおすすめします😃
※導入作業はマニュアル操作なのでそれなりの知識が必要ですが。
KUSANAGI導入代行のサポートも行っておりますので良かったらどうぞ (*‘ω‘ *)
まとめ:ページのダウロード時間の改善方法
ページのダウロード時間を改善するには、基本的にはサーバーのパフォーマンスを改善する以外ありません。
つまり、どこかのレンタルサーバーを使っているならば、プランをより高速なものに変えるかサーバーを移行する以外は大幅な改善は見込めないということです。
HTMLを簡素なものにするとか、WordPressではなくて静的サイトにするとかで対処はできますが、これではデザインや機能が損なわれます。
そうなるとやはりレンタルサーバーを変えるしかありません。
レンタルサーバーの移行は腰が重たい作業だとは思います。
しかし、移行さえしてしまえば後は記事を更新するだけです。
ノビタ
大変なのは一瞬。
重たい腰を上げてネガティブ要素を排除しましょう。